北韓の国会に当たる最高人民会議が7日、平壌で開かれ、国防委員会と内閣の人事、各種の法律の改正、予算案などが議決されましたが、最も関心が寄せられていた金正恩氏が要職に就くことはありませんでした。
最高人民会議の開催を控えて、金正日国防委員長の後継者とされる金正恩氏が国防委員会の副委員長などに選出され、名実ともにナンバー2としての位置を固めるのではないかという見方がありました。
金正恩氏が要職に選出されなかったのは、金正日国防委員長の健康が回復していることもあって、権力を移譲する速度を調節する狙いがあるものと見られます。
一方、予算案を見ますと、前の年に比べて歳入と歳出がそれぞれ7.5%と8.9%増え、部門別に見ますと、住民の生活向上と軽工業や農業分野への歳出が増え、全体の歳出の15.8%は国防費に割り当てられました。
韓国の統一部は、北韓の今年度の予算はおよそ57億3000ドルで、そのうち国防費は9億ドルに達すると推測しています。