中国政府は、北韓のウラン濃縮問題について、改めて懸念を示し、6か国協議で扱うべきだとの認識を示しました
中国外交部の姜瑜報道官は、8日の定例記者会見で、「平和な目的で行われるウラン濃縮活動であっても、必ず国際社会の規則を守らなければならない」と述べました。
姜瑜報道官の今回の発言は、中国の張志軍外務次官が、2月13日から15日まで北韓を訪問した際、北韓側からウラン濃縮活動についての説明を受けたという報道に対する中国の立場を聞く記者の質問に答えたものです。
中国は、今年1月開かれた米中首脳会談の共同声明の中で「北韓のウラン濃縮活動に対して懸念を示す」と明記しており、姜瑜報道官の今回の発言もその延長線上にあるのではないかという見方も出ています。
姜瑜報道官は、また、「中国は、北韓のウラン濃縮問題を6か国協議で議論すべき問題として捉えている。必ず対話と交渉を通じて解決しなければならない」と強調しました。
一方、姜瑜報道官は、中国政府が金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の三男ジョンウン氏の中国訪問を公式に要請したという情報について、「関連の状況ははっきり分からない」と述べ、否定も肯定もしませんでした。
これについて北京の外交関係者らは、中国共産党の周永康政治局常務委員が、去年10月北韓の朝鮮労働党の発足65周年を記念して北韓を訪問した際、ジョンウン氏を含めた北韓の次期指導部の中国訪問を求める内容の胡錦濤国家主席の書簡を北韓側に渡していることから、事実上、中国政府がジョンウン氏の中国訪問を要請したとの見方を示しています。