原油価格の高騰で、2月の消費者物価の伸び率は前の年の同じ月に比べて4.5%となり、2か月連続で4%台を記録しました。
統計庁が2日発表した「2月の消費者物価動向」によりますと、2月の消費者物価は前年同月に比べて4.5%上昇し、1月の4.1%に続いて2か月連続で4%台の上昇率となり、同じく4.5%だった2008年11月以来2年3か月ぶりの高い上昇率となりました。
部門別では、農産物21.8%、畜産物12.3%、水産物11.4%、工業製品5%の上昇になり、農畜水産物を品目別にみますと、ネギがほぼ2倍に近い89.7%、にんにく78.1%、白菜49.6%、さば44.6%、豚肉35.1%の高い上昇率となりました。
統計庁は、消費者物価の上昇の背景について、反政府デモが激しくなっているリビアなど北アフリカと中東情勢の不安によって原油価格が前年同月に比べて12.8%上昇したほか、魚や野菜などの新鮮食品の価格も25.2%上昇し、去年6月以来9か月連続で二桁の上昇となったことなどをあげています。
一方、環境や国際情勢の変化によって価格の変動が激しい原油や農水産物などの品目を除いた物価上昇を示す「コアインフレーション」は、2009年8月以来最も高い3.1%の上昇となっており、物価の上昇は当面続くものとみられています。
これについて企画財政部のユン・ジョンウォン経済政策局長は、「農畜水産物の価格上昇は、春になって気温が上昇すれば徐々に安定するものとみられる。しかし、中東情勢の不安による原油価格の高騰が物価に悪影響を及ぼしているので、さらに物価の大幅な変動があるかどうか常に見極めている」と述べました。