きょう28日から始まる韓米合同軍事演習「キーリゾルブ」を前に、北韓の朝鮮人民軍の板門店代表部は27日、「ソウルを火の海にする」と警告する声明を出しました。北韓の朝鮮中央通信が伝えたところによりますと、声明は、「演習は北韓の体制崩壊が目的だ」と非難し、「侵略者の挑発には全面戦で臨む」と主張しました。声明はさらに、「核の恐喝には核抑止力で、ミサイルの威嚇にはミサイル攻撃戦で対抗する」としています。
またこれとは別に、朝鮮中央通信が27日伝えたところによりますと、北韓は、南北将官級軍事会談の北韓代表名義の通知文を韓国国防部に宛てて送り、去年11月の延坪(ヨンピョン)島砲撃事件以後、韓国が南北軍事境界線付近で北韓の体制を非難するビラを巻く、いわゆる心理戦を行っていることについて、「韓国が反民族的な行為を直ちに止めない限り、われわれは自衛権を行使し心理戦の拠点を照準射撃する」と警告しました。
北韓のこうした通告は、韓国軍が大型風船を利用して北韓に生活物資を送るいわゆる「物品散布」をこのほど11年ぶりに再開したことや、与党ハンナラ党や北韓脱出者団体が、金正日国防委員長の誕生日の今月16日に、京畿道坡州の臨津閣で、独裁政権は必ず滅びるという内容のビラを北韓に向けて散布したことに対する対抗措置とみられます。