文化体育観光部の鄭柄国(チョン・ビョングク)長官は、「韓国の文化水準が高まっただけに、日本のドラマを受け入れるときがきた」と述べ、地上波テレビでの日本ドラマの開放に前向きな認識を示しました。
これは、23日に開かれた就任1か月を記念したメディア懇談会で述べたもので、鄭柄国長官はまた、「文化はお互いに開放し、交流してこそ、相乗効果が出るものだ」と述べました。
鄭柄国長官は、さらに「10年前に日本文化を開放したとき、日本に文化的に従属するようになるという懸念の声が多かったが、現在、予想に反して韓流が日本国内で高い人気を得ている」と述べ、日本のドラマを開放しても問題がないとの考えを示しました。
一方、文化体育観光部は、日本ドラマの開放に関する鄭柄国長官の発言について24日、長官の個人的考えであり、実務的に検討しているわけではないとしています。
韓国では、日本による植民地支配の過去を背景に、日本大衆文化の流入を制限していましたが、1998年から2004年まで4回にわたり、段階的に映画、歌謡、音楽CD、ゲームなどが開放されてきました。
しかし、今でも娯楽テレビ番組の放映、地上波でのドラマ放映、国際映画祭入賞作を除いた劇場用アニメなどは禁止されています。