ヨーロッパ議会が韓国とEUとのFTA=自由貿易協定同意案を可決したことで、EU側の手続きは完了し、残るは韓国での手続きだけとなりましたが、国会での批准までの道のりは険しいものとみられます。
外交通商部は17日、ヨーロッパ議会でFTA同意案が可決されたことに対し、歓迎の意を表明し、「韓国国会でも批准同意案処理の手続きが早急に完了することを期待する」と明らかにしました。
韓国とEUが合意したFTA暫定発効の時点はことし7月1日で、少なくとも6月末までには国会の批准同意案とFTA履行関連法案が処理されなければなりません。
政府は去年10月に韓国とEUとのFTA批准同意案を国会に提出し、去年の末には国会の常任委員会が公聴会を開きましたが、まだ委員会への上程に至っていません。
EUとのFTA締結には野党が強く反発しているうえ、与党も来年の総選挙と大統領選挙を前にFTAを単独で処理することには負担を感じており、国会での批准案の処理にはかなりの困難が予想されます。
さらに、国内法だけでも18の法律を改正しなければならず、時間的に余裕がないのも発効期日までの批准案可決の見通しを暗くしています。
韓国とEUとのFTAが発効した場合、ヨーロッパ産の自動車やワイン、化粧品、バッグなどの関税が撤廃されて安くなります。
一方で、畜産物を中心に農業分野が圧迫される懸念もあります。