統一部は、北韓が高官級の南北軍事会談で、韓国が西海上の軍事境界線と主張し、北韓は認めていない北方限界線(NLL)の問題を持ち出すだろうとの見方を示しました。
統一部は27日、毎週定例の北韓動向報告で、「北韓が高官級軍事会談で軍事的緊張状態の解消を議題にすることを提案していることから、北方限界線や韓国の軍事訓練に言及する可能性がある」と明らかにしました。
韓国哨戒艦沈没事件と延坪(ヨンピョン)島砲撃事件に対する納得できる措置、また、さらなる挑発行為の防止に対する確約について話し合うための南北軍事会談で、北韓が北方限界線問題を持ち出せば、会談はかなり難航するものと予想されます。
統一部はまた、北韓が軍事会談を提案してきた背景について、米中首脳会談の後、米朝間の直接対話と北韓の核問題をめぐる6か国協議の再開に向けた雰囲気をつくり、韓国内で、南北赤十字会談や、金剛山(クムガンサン)観光と開城工業団地をめぐる会談に対する友好的な世論を形成するためと分析しました。
北韓は米中首脳会談が行われた直後の20日、南北軍事会談の開催を提案してきており、これを受けて国防部は26日、会談に向けた予備会談を来月11日に板門店で開催することを北韓側に提案しました。