いじめやがんなどを克服して携帯電話のセールスマンからオペラ歌手になったイギリス人のポール・ポッツさん(40)が韓国を訪れて少年院で公演し、夢をあきらめないで前に進むよう呼びかけました。
ポール・ポッツさんは、こどものころにいじめにあい、その後はがんと戦いながら、オペラ歌手への道を目指し、2007年にテレビのタレント発掘オーディションで優勝して、一躍、オペラ歌手になりました。
これまでも数度、韓国を訪れているポール・ポッツさんは14日、全羅北道（チョンラブクド）全州（チョンジュ）市の少年院で公演しました。
そして「Love　Story」など6曲とともに、韓国の歌曲「なつかしい金剛山」を韓国語で熱唱し、少年院の子どもたちから熱い拍手を受けました。
ポール・ポッツさんはこの公演で「私はいじめとがん、交通事故など数多い苦難に直面しました。しかし最後まであきらめずに歌を歌いたいという夢を見つめてきました。みなさんも逆境に勝ち抜いて、夢を実現させてください」とアドバイスしました。
少年の1人は「テレビで見たポッツさんの歌を、実際に聞くことができて嬉しかった。私もポッツさんのような夢を持って、プロのゴルフ選手になりたい」と話していました。