現代建設の売却をめぐって、現代グループと現代自動車が繰り広げてきた争奪戦は、事実上、現代自動車側に軍配があがることになりました。
現代建設の債権団は、7日、現代建設の売却について、予備交渉対象者である現代・起亜自動車を優先交渉対象者に決めたことを明らかにしました。
債権団の関係者は7日、連合ニュースの取材に対して、「現代建設の債権団が、最初に優先交渉対象者として選定していた現代グループとの了解覚書を解除したことは、法律違反ではないという判決が、4日、裁判所で出された。このため、これに次ぐ予備交渉対象者で
ある現代・起亜自動車に売却する案について株主協議会で表決した結果、賛成多数で可決した」と説明しています。
現代建設の債権団は、来週にも現代・起亜自動車と了解覚書を締結し、来月2月中に本契約を結んだ後、4月までに売却を完了させる計画です。
90年代に韓国最大の財閥だった現代財閥は、2000年に自動車や重工業などに3分割されました。このとき、現代建設は、現代商船と現代峨山(あさん)による現代グループに属したものの、その後、経営が悪化して不渡りを出し、銀行の管理下で再建がはかられ売却作業が進められていました。
いったんは、もとの現代グループが優先交渉対象者に選ばれましたが、現代建設の債権団は、現代グループの買収資金の出所が不透明だとして、現代グループを優先交渉対象者とする了解覚書を解除し、これに対して現代グループがこの決定を取り消すように求めて現代建設を相手どって訴訟を起こしていました。現代グループは4日に出されたソウル中央地方裁判所の判決を不服として控訴する構えを示しています。