北韓が、先に、アメリカのリチャードソン・ニューメキシコ州知事に対し、今年4月に追放したIAEA=国際原子力機関の査察要員を復帰させる意向を示したことについて、アメリカは、北韓自身でIAEAに直接伝えるべきだという見解を示しました。
アメリカ国務省のクローリー次官補は、21日の定例会見で、「もし北韓にIAEAの査察要員を復帰させる意向があるのなら、そのメッセージはリチャードソン州知事ではなく、IAEAの天野之弥事務局長に伝えなければならない」と述べました。
この発言は、北韓は言葉だけではなく、自身の行動でその意志を表す必要があるというアメリカの立場を示したものと分析されています。
クローリー次官補は、さらに、「我々は、北韓が取るべき行動については、既にはっきり示している。また、今回のリチャードソン州知事の北韓訪問は、あくまでも個人的な行動だ。リチャードソン州知事と北韓側の対話から状況を判断する考えはない」と強調しました。
リチャードソン州知事は、北韓の6カ国協議の代表を務めるキム・ケグァン第1外務次官の招きで、16日から6日間の日程で北韓を訪れていました。