アメリカの大リーグで通算124勝を挙げアジア人投手として最多勝利の記録を持つ朴賛浩(パク・チャンホ)投手が、李スンヨプ選手のいる日本のオリックスに入団することが決まりました。
朴賛浩投手は21日、ソウルで記者会見し、「1994年に初めてアメリカにわたったときの心構えでベストを尽くしたい。引退後を念頭に経験を積むつもりで日本行きを決心し、李スンヨプ選手がいるオリックスを選んだ」と、入団の理由を話しました。
契約期間は1年で、年俸は出来高を含む2億5000万円、背番号はメジャー時代の代名詞の61番です。
朴賛浩投手は37歳。1994年に高麗大学から韓国人として初めてメジャー・リーグに進出して以来、17年間、7チームで活躍し、全盛期は過ぎたものの、これまでに通算124勝を挙げている右ピッチャーです。
大リーグでは、ドジャース時代には1997年から5年連続で二桁勝利を挙げるなど先発として活躍し、ことしプレーしたヤンキースやパイレーツでは中継ぎでの起用でした。朴賛浩投手は、先に巨人を退団しオリックスに入団した李スンヨプ選手とともに、日本での野球人生を歩むことになりました。