北韓住民の間に、韓国のテレビドラマのDVDが広がって、韓国のファッション・トレンドやヘアースタイルなど日常的な生活文化に変化が起きていると複数の脱北者が証言しました。
脱北者団体は10日北韓住民に広がっている韓流について公開セミナーを開き、脱北者の証言をおさめた動画を公開しました。
それによりますと、去年3月に脱北した38歳の男性は、「北韓住民のほとんどが韓国のドラマに接したことがある。軍事境界線近くの住民は李明博(イ・ミョンバク)大統領の就任演説も生中継で視聴した」と証言しました。
また北部・咸鏡南道(ハムギョンナムド)から去年3月に脱北した24歳の男性は「ドラマの中でも“秋の童話”や“天国の階段”の人気が高く、処罰を恐れていた両親も楽しむようになった。北韓当局者も韓国のドラマを見ている」と述べました。
そして脱北者出身の新聞記者は、セミナーで「開城工業団地の韓国の衣類メーカー工場で、服に縫い付ける商標の盗難事故が多発しているが、北韓で作られた服に韓国の商標をつけると高く売れるからだ。このように韓国文化に接している北韓住民は重要な決定の時期を迎えた時には、豊かな韓国からのさらなる支援を期待する可能性が高い」と述べました。
このセミナーを開催した脱北者団体の代表は「韓国文化が北韓社会に広がって、住民の間では韓国が敵という存在からうらやましい存在に変わっている。統一の主役も対象も北韓住民であるだけに、さらに北韓住民の心をひきつけるようにすべきだ」と提案しました。