北韓の朝鮮人民軍で金正日(キム・ジョンイル)国防委員長に次ぐ序列2位のチョ・ミョンロク国防委員会第1副委員長が6日死去し、新たな序列2位には金正日国防委員長の後継者とされる正恩(ジョンウン)氏が位置づけられたのではないかとみられます。
朝鮮中央通信が7日伝えたところによりますと、チョ・ミョンロク国防委員会第1副委員長が6日心臓病で死去したということです。82歳でした。
空軍出身のチョ・ミョンロク第1副委員長は、1998年の最高人民会議で国防委員会の第1副委員長になってから金正日国防委員長に次ぐ軍のナンバー2として活動しました。
中でも2000年には金正日国防委員長の特使としてアメリカを訪問し、当時のクリントン大統領と会談したほか、同じ年に行われた南北首脳会談にも出席しました。
朝鮮中央通信によりますと、チョ・ミョンロク第1副委員長の葬儀は国家葬で行われ、金正日国防委員長が葬儀委員長をつとめるとしていますが、葬儀委員170人のうち、3男の正恩氏の名前が最初に上がっています。
北韓で国家葬のリストは権力序列によって厳格に決められるため、北韓情勢に詳しい専門家は「金正日国防委員長の次に名前が上がっていることから、 正恩氏が権力序列2位になったとみるべきで、それにふさわしい別のポストが与えられた可能性も高い」という見解を示しました。