国際舞台から締め出される危機に瀕していた韓国アマチュアボクシングが、アジア競技大会など国際大会に出場できることになりました。
大韓体育会は24日、「国際ボクシング連盟が23日執行委員会を開き、韓国のボクシング選手に対して取っていた資格停止措置を解除し、国際大会への参加を認めることを通知してきた」と明らかにしました。
大韓体育会はまた、「国際ボクシング連盟はまた、先に指示した通り、今月30日に新しい会長が選出され、新執行部に代われば、大韓アマチュアボクシング連盟に対して取っていた資格停止措置も解除すると伝えてきた」と述べました。
国際ボクシング連盟と大韓アマチュアボクシング連盟との間では、去年5月、アルメニアでの世界ジュニア選手権の際、無資格のチームドクターを派遣したと指摘されて以来、反目が続いており、韓国は連盟の会員資格を剥奪されて各種選手権試合の参加や開催ができなくなっていました。
このため、上部団体である大韓体育会が、事態収拾に乗り出し、国際ボクシング連盟の指示に従って大韓ボクシング連盟の会長と執行部を交代させることを決め、今月9日には現会長の辞表を取り付けました。
そして、今月30日にはボクシング連盟の臨時代議員総会を開き、国際ボクシング連盟との関係正常化を図ることにしています。
これによって出場が危ぶまれていた11月に中国・広州で開催されるアジア大会へも韓国のボクシング選手が出場できるものとみられます。