アメリカのクリントン国務長官が北韓に対して新たな制裁を実施する方針を明らかにしたことについて、北韓は22日、追加制裁は、韓国哨戒艦沈没事件を受けて今月9日に採択された国連安全保障理事会の議長声明に違反するものだと警告しました。
東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム=ARFに出席するためにハノイを訪れている北韓代表団の報道官、リ・ドンイル軍縮課長は、この日の記者会見で、「国連安保理議長声明は、対話と交渉を通じて韓半島の懸案を平和的に解決するよう促したもので、クリントン国務長官が21日に発表した追加制裁は、こうした議長声明の精神にも違反するものだ」と主張しました。
リ・ドンイル課長はまた、「国際社会の憂慮と関心が大きくなっているにもかかわらず、韓国とアメリカは25日から合同軍事演習を行なうと発表した。これは韓半島だけでなく、地域の平和と安定に対する重大な威嚇だ」と主張しました。
リ・ドンイル課長はさらに、「われわれはすでに同等な条件で6か国協議に参加するという立場を表明している。これは、対話と交渉によって懸案を解決することを求める議長声明の精神にも適うものだ」と述べました。
リ・ドンイル課長はそのうえで、「韓半島の非核化にほんとうに関心があるなら、アメリカは対話のムードを壊す軍事演習や制裁をする前に、こうした環境をつくるために努力すべきだ」と主張しました。