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文化

在日劇作家 つかこうへいさん死去

Write: 2010-07-13 14:57:05Update: 2010-07-31 22:07:35

在日韓国人2世で劇作家、演出家、小説家として日本で幅広く活躍したつかこうへい(韓国名 金峰雄、キム・ボンウン)さんが10日、肺がんのため亡くなりました。62歳でした。
つかさんは福岡出身で、慶応大学に在学中から演劇活動に参加し、1974年に「熱海殺人事件」で日本の戯曲賞を当時、最年少の25歳で受賞して有名になりました。
同じ年に劇団を作り、笑いの中に悲しみを溶け込ませた作品を相次いで発表し、70年代と80年代の日本の演劇界に‘つかブーム’を起こしました。
そして1982年「蒲田行進曲」で在日韓国人としては初めて直木賞を受賞し、2007年には日本政府から紫綬褒章を受章しました。
つかさんは今年1月に肺がんを患っていることを明らかにし、「しばらくしたら娘に韓国と日本の間、大韓海峡あたりで散骨してもらおうと思っている」という遺言を残し、病院で抗がん治療を受けながらも電話で演出を指示するなど、最後まで舞台への情熱を持ち続けました。

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