人気俳優のパク・ヨンハ（33）さんが、30日午前5時頃、ソウルの自宅で死亡しているのが、母親によって発見されました。
警察によりますと、発見当時、パク・ヨンハさんの首には、コードが巻き付いた状態だったということです。
また、遺族の証言によりますと、パク・ヨンハさんは30日午前0時頃に末期の胃がんを患っている父親の背中と足をもマッサージしながら、家族に向かって「すまない、すまない」と言った後、自分の部屋に入ったということです。
死亡したパク・ヨンハさんは、ドラマや映画のほかに、歌手としても活動が知られています。
1994年に俳優としてデビュー、2002年にドラマ「冬のソナタ」に出演したことから一躍人気韓流スターになり、2003年には初アルバムを発表して歌手としての活動を始めました。
そして2004年からは日本でアルバムを発表して活動を始め、日本のアルバム販売ランキングで上位に入るほか、コンサートも成功させて、去年の2009年8月には日本デビュー5周年を迎えました。
最近では、新作ドラマの主人公にキャスティングされて撮影を控えており、日本でのコンサートも予定されていました。
一方、芸能界は、活発に活動していたパク・ヨンハさんの死亡に大きなショックを受けています。
パク・ヨンハさんと親しいある芸能関係者は、「28日にパク・ヨンハさんと電話したが、不安な状態とは思えなかった。しかし、最近よく眠れず、睡眠剤を飲むこともあると話していた」と話しました。
芸能関係者らは、また、パク・ヨンハさんがうつ病を抱えていたかどうかは確認できないが、パク・ヨンハさんが最近新しく設立した芸能企画会社の運営と、胃がんを患っている父親について負担を感じていたと話しています。