韓国サッカーチームの公式サポーターズ「レッド・デビル」は、世界的にも話題になっている街頭応援を、韓国対ギリシャ戦が行われる12日、コエックスだけでなく、一旦取りやめたソウル市庁前広場でも行うことを決めました。
レッド・デビルの街頭応援は2002年の韓日共催と2006年の大会期間中に、韓国代表チームのユニフォームの色である赤いシャツを着た市民たち数十万人が参加してソウル市庁前広場で行われたことから、ソウル市庁前広場は応援のメッカとなりました。
しかしレッド・デビルは今年の南アフリカ大会での街頭応援は、ワールドカップのスポンサーとなった大企業がソウル市庁前の広場で自社のロゴや応援歌の使用を進めており、純粋な応援が難しくなったとして、応援場所を江南区のコエックスとお寺の周辺に変えました。
このためソウル市とスポンサーの企業、それにレッド・デビルの関係者は10日夜協議し、ソウル市庁前広場での応援に企業のロゴ使用など商業マーケッティングを一切行わないことで合意し、レッド・デビルはコエックスに加えてソウル市庁前広場でも街頭応援を行うことで合意しました。
ソウル市は、韓国対ギリシャ戦が行われる12日夜の応援に参加する市民の便宜をはかるため、12日午後から現場で飲み水を提供し周辺道路を通行止めにするとともに、地下鉄とバスの運行時間を延長するとしています。