北韓当局が開城工業団地で操業している韓国企業の代表者を、内部資料を流出させた疑いでおよそ7時間にわたって取り調べた後、追放の形で解放したことがわかりました。
統一部の関係者は18日、北韓が14日に開城工業団地で操業している韓国企業の代表者を近くの出入国事業部に連行し、韓国政府の関係者が見守るなか、7時間にわたって取調べを行った後、追放したと明らかにしました。
北韓はこの韓国企業の代表者に対し、北韓労働者向けの内部講演資料を韓国に流出させた経緯を問いただし、調査の結果、故意性は認められなかったということです。
統一部の当局者によりますと、この資料は手帳の形をしており、先月末、作業現場で生産品を梱包した箱に誤って混入したもので、これに気づいたこの韓国企業は直ちに北韓に返したということです。
一方、南北が共同で推進してきた、北韓の開城(ケソン)にある、高麗王宮の遺跡の発掘作業に参加していた韓国側の関係者11人は18日、当初の予定より20日ほど前倒して引き上げる予定であることを明らかにしました。
発掘チームの関係者は、「当初来月10日までを予定していたが、事実上発掘作業が終わっているうえ、最近の南北関係が不安なことから、前倒しして撤収することにした」と説明しました。
これは統一部と協議して決めたことだということです。
この遺跡は高麗王宮の宮殿の基壇跡とされる満月台で、李明博政権で承認された初めての南北間の社会文化協力事業です。