フランス南部のカンヌで、今月12日から23日まで開かれる第63回カンヌ国際映画祭が現地時間の12日午後7時に開幕し、韓国映画2本もコンペ部門にノミネートされています。
今回のカンヌ国際映画祭には、ヨーロッパやアジアの映画合わせて19本がコンペティション=競争部門にノミネートされました。
このうち、韓国の作品は、「ペパーミント・キャンディー」「オアシス」などで有名なイ・チャンドン監督の新作「詩(poetry)」と、1960年のヒット作「メイド」をリメークしたイム・サンス監督の「メイド」2本がコンペ部門にノミネートされました。
韓国映画2本が同時にコンペ部門にノミネートされたのは、2004年と2007年に次いで3回目です。
一方、2004年コンペ部門にノミネートされた「女は男の未来だ」で有名なホン・サンス監督の新作「ハハハ」が「注目すべき視線」部門に招待されたほか、チャン・チョルス監督の映画「キム・ボクナムの殺人事件のてん末」が批評家週間の長編競争部門に、現役大学生のキム・テヨン監督の「凍りついた地」が学生部門にそれぞれ招待されました。ホン・サンス監督は、これでカンヌ映画祭に6回目の招待となりました。