バンクーバー・オリンピック、韓国時間で24日行われたフィギュアスケート女子シングルのショート・プログラムで、金メダルの最有力候補といわれている金妍兒(キム・ヨナ)選手(20)は78.50点と世界最高記録を更新し、オリンピック初の金メダルへさらに一歩前進しました。
パシフィックコロシアムで開かれたフィギュアスケート女子シングルで、金妍兒選手はビーズがちりばめられた黒い衣装をまとってやや緊張した表情で23番目にリンクに立ちました。
しかし金妍兒選手はアメリカ映画「007」の音楽が流れると、いつもの自信に満ちた表情に戻り、連続ジャンプを軽快に決めて、観衆からは手拍子が起きました。
その結果、ショートプラグラムで合計78.50と、去年10月のグランプリ大会で自身が作った記録76.28をさらに2.22点上回る世界記録を更新する好得点をあげました。
金妍兒選手は試合の後、「準備期間を十分持って練習したので、余裕を持ってオリンピックに臨むことができました。ミスなしで演技ができればいいと思っていたので、点数は気にしませんでした。明日は平常心でさらに万全の準備をしたいです」と述べました。
金妍兒選手は26日に行われるフリーに出場し、韓国初のフィギュアでの金メダル獲得を目指します。