韓国と北韓は今年初の当局間の協議を北韓にある開城工業団地で行いましたが、具体的な合意にはいたらず、今後、さらに協議を続けていくことになりました。
この協議は北韓の開城工業団地の発展策を話し合う南北当局の実務協議で、南北の代表は1日夜まで休会をはさみながら断続的に協議を行いました。
韓国側はこの席で、韓国と開城工業団地との自由な通行・通関・通信のいわゆる3通問題と従業員のための宿舎建設を話し会うよう提案しました。
中でも開城工業団地に入居している企業の韓国人社員の通行問題について、午前8時30分から午後5時までの11回の出入りの時間帯のうち、申請した時間帯にしか通行が認められていない今の制度を改めて、出入りを申請した日にはどの時間帯でも自由に行き来できるように求めました。
また通信については光ケーブルを利用して、開城工業団地内にインターネット網を開通するよう提案しました。
そして北韓の従業員の宿舎は、まず小規模なものを建設してモデル運営したうえで、南北が共同で需要を調査することを提案しました。
これに対して北韓は通行・通関・通信を自由化する必要性は認めたものの、「軍事実務協議で取り上げるべきだ」として、従業員の宿舎建設と賃金引上げを先に協議するよう主張し、南北の合意はできませんでした。
このため近く軍事実務協議を開く方向で調整することと、今後も開城工業団地の発展に向けた実務協議を継続することで意見が一致したということです。