今年に入って初の南北当局による協議が1日、北韓にある開城(ケソン)工業団地で始まりました。
この協議は去年12月に南北が合同で中国とベトナムの工業団地を視察した結果なども踏まえて、開城工業団地の発展に向けた議題について話し合うもので、開城工業団地と韓国との通行・通関・通信のいわゆる3通の自由化や北韓の従業員のための宿舎建設などを議題にする見通しです。
協議には韓国側から統一部のキム・ヨンタク常勤会談代表をはじめ3人が、北韓側からは中央特区開発指導総局のパク・チョルス副総局長らが出席します。
協議に出席する韓国側のキム・ヨンタク首席代表は陸路で開城に向かう前に記者団に対して、「開城工業団地と韓国との通行・通関・通信の自由化と宿舎問題が解決すれば、工業団地の競争力を高められ、入居している企業が安定的に成長できると思う。そうすると、北韓が求めると予想される従業員の賃金引上げの要求について、企業が話し合える雰囲気が作られると北韓を説得する計画だ」と述べました。
今回の南北協議は今年に入って初の南北当局間の協議で、先月半ばに北韓の国防委員会が韓国に対する非難声明を出したのに続いて、先週は西海の海の軍事境界線付近で350発あまりの沿岸砲を発射するなど、南北間の緊張が続いている中で開かれることから、北韓の出方に関心が集まっています。