中国政府は、北韓を脱け出した脱北者について、中国から第三国への出国を認めないうえ、外国大使館も脱北者を保護すべきではないという見解を明らかにしました。
これは、日本の日刊紙、産経新聞が、「中国の日本公館に脱北者およそ10人が保護されている」と最近報道したことに関連して、中国政府が5日にその公式な立場を表明したものです。
それによりますと、中国外交部は、「中国に不法入国した脱北者は、中国政府が国内法や国際法、人道主義の原則に沿って妥当に処理すべきだ」とし、「中国に駐在する外国大使館は、脱北者を保護してはならない」と、強硬な立場を示しました。
中国政府のこのような態度については、有事の際に脱北者が急激に増える可能性がある中、北韓を意識しなければならない立場にある中国政府が、脱北者問題がメディアに公開されたことに対して、不愉快な心境を表したのではないかという見方が出ています。
一方、統一部によりますと、去年1年間に北韓を脱出して韓国に入国した脱北者は、2952人でした。