ソウル高等裁判所は、29日、韓国外換銀行の買収に関連して、背任の疑いで起訴された辺陽浩(ビョン・ヤンホ)元財政経済部政策局長に対し、去年の1審に続き、無罪を言い渡しました。
この事件は、2006年末、韓国外換銀行の自己資本比率などを必要以上に低く見積もるなどして、アメリカ系ファンドのローンスターが不当に安い価格で韓国外換銀行を買収できるようにしたとして、大検察庁中央捜査部が、当時の財政経済部政策局長だった辺陽浩氏を、背任の疑いで起訴したものです。去年の2008年には、1審のソウル地方裁判所で無罪が言い渡されていました。
ソウル高等裁判所は、29日の判決で、「公務員が任務に背き、第3者の利益のために国に損害を与えた場合は背任の罪が成立するが、金融機関の行き詰まりを解決するため、職務上の信念に基いて判断し、内部の決裁を経ており、背任の責任を問うことはできない」と述べ、無罪を言い渡しました。
ソウル高等裁判所は、また、同じ事件で背任などの疑いで起訴された韓国外換銀行の李康源(イ・カンウォン)元頭取と李達ヨン(イ・ダルヨン)元副頭取の背任容疑についても、それぞれ無罪を言い渡しました。