インドネシアの少数民族チアチア族が公式文字として韓国のハングルを採択したことを機に、ソウル市はチアチア族が多く住むバウバウ市にハングル普及のための支援と、文化・芸術の交流を始めることを決めました。
呉世勳(オ・セフン)ソウル市長は22日、ソウルを訪れているバウバウ市のタミム市長と、ソウル市とバウバウ市との文化・芸術の交流と協力に関する意向書を締結しました。
意向書によりますと、
▼ソウル市とバウバウ市は相手の市で開かれる文化イベントに積極的に参加する、
▼バウバウ市は固有の言語を保存・発展させるために、ハングルの普及に努め、ソウル市はこれに必要なモノや人手を支援する、
▼ソウル市はバウバウ市の公務員を対象にソウル市の電子政府や都市管理などの行政について研修を行うとしています。
呉世勳ソウル市長は意向書を締結した後「同じ文字を使うのは、異なる2つの都市が多くの障壁をなくしていくうえで重要な役割をすると思う。バウバウ市でハングルが定着できるようにハングル普及事業を積極的に進めていきたい」と語りました。