ソウルの中心部、光化門に設けられたスノーボードのジャンプ台で11日からワールドカップの競技が行われ、13日までの3日間におよそ31万人が訪れました。
ソウル市はスノーボードのワールドカップにあわせて、この夏にソウル都心の光化門に作られたばかりの広場を利用して、高さ34メートル、長さ100メートルの巨大なジャンプ台を設けました。
大会に参加した世界各国の選手たちは12日と13日の2日間、都心の高層ビル群を背景にジャンプ台から舞い上がって空中回転するなどさまざまな技を競い合い、この模様はアメリカのCNNやAP通信、ニューヨーク・タイムズや日本のNHKなど海外の65のメディアが報じました。
ソウル市によりますと、11日から3日間、光化門広場の特設ジャンプ台のワールドカップを一目見ようと訪れた人々は合わせて31万5000人だということです。
このような競技が大都市の中心部で開かれたのは初めてで、一部では交通渋滞や事故が起きる恐れがあると憂慮する声がありました。
これについてソウル市は「事故もなく、無事に競技が終わった。この競技を取材するために内外から190のメディアの400人が集まり、ソウルを世界に広く広報する効果を収めることができた」と説明しています。