北韓が貨幣改革を通じて100分の1のデノミを実施した後も、新札を基準にしたインフレが続いているもようです。
北韓の人権改善を求めるNGOの「良き友」が7日、伝えたところによりますと、「今月2日に平壌(ピョンヤン)や平安南道の市場でコメ1キロが新札で16ウォンだったが、翌日には50ウォンに跳ね上がった」ということです。
北韓が2002年に賃金と物価を現実にあわせる経済措置を取った後、北韓当局が決めたコメの価格は1キロ45ウォンでしたが、国の配給が足りなくなるにつれ、自由市場での取引価格が上昇し、デノミ直前には1キロ2200ウォンとほぼ50倍に跳ね上がりました。
「良き友」によりますと、平壌市内の学校では平均4分の1にあたる生徒が飢えのため欠席しているなど、平壌市内でも食糧や食品が不足している」と伝えました。
北韓では先月30日、17年ぶりの貨幣改革を通じたデノミネーションを断行し、住民に対する貨幣交換が今月6日まで続きました。
そして7日からは新しい貨幣を使用する取り引きが本格化し、食糧や生活必需品などの市場価格が決まる見通しです。