鉄道の労働組合によるストライキが3日で8日間連続となり、旅客列車と貨物列車の運行に支障が出ています。
現在、セマウル号やムグンファ号など旅客列車の平均運行率は依然として60%台にとどまっており、乗客の列車利用に不便な状況が続いています。
高速鉄道(KTX)と首都圏電鉄、通勤型列車は、通常の運行本数を維持していますが、スト中の労働組合員に代わって投入された一部機関士の運転未熟や溜まった疲れのため、運行遅延が起きたり、大小の事故が起きたりして、市民の安全が脅かされています。
一方、鉄道貨物列車の運行本数は通常の30%にも満たない水準で、貨物の輸送量は通常の5分の1に低下し、特にセメントの生産・輸送がマヒ状態に陥っています。
このため、原料の入手や出荷が困難になったセメント工場が相次いで生産を縮小または中断しており、全国の建設現場への影響が懸念されています。
これに対して、政府は、セメント輸送列車を2倍に増やすとしていますが、全国運送産業労組貨物連帯が運送を拒否する方針を示したことから、物流の滞りを解消するのは難しいものとみられます。
このため、軍のコンテナ輸送車両100台をさらに投入し、鉄道ストに備えた代替機関士3000人を新たに養成するとしています。
このように影響が広がっていますが、労使の間の対立はさらに激しくなっています。
コレール側は、今回のストは違法なストライキだとして、対話そのものを拒んでいるのに対し、組合側は、コレール側が合法的なストライキであるにもかかわらず、組合員を職位を解除して職場から外したとして、1日までにホ・ジュンヨン社長などコレール側の幹部65人を告訴、告発しています。