重量挙げの世界選手権大会で、韓国のチャン・ミラン選手が世界新記録を出し4連覇を達成したのに続いて、アン・ヨングォン選手も予想を上回る成績で優勝しました。
ソウル市の北隣にある京畿道高陽(コヤン)市の国際展示場(KINTEX)重量挙げ競技場で28日、行われた世界選手権大会で、女子最重量級(75キロ超)に出場したチャン・ミランは、スナッチで136キロを持ち上げて銀メダルを取った後、ジャークで自分の持つ世界記録を1キロ超える187キロの世界新記録をマークし、金メダルを取りました。
この結果、スナッチとジャークを合わせて323キロの総合1位となり、2冠に輝きました。
チャン・ミランは2005年の世界選手権大会から優勝を逃さず、今回で4連覇を達成しました。
続いて大会最終日の29日に行われた男子最重量級(105キロ超)で、韓国のアン・ヨングォン選手は、スナッチ198キロ、ジャーク247キロの合計445キロを持ち上げてウクライナ選手と並びましたが、体重が17キロ軽かったため、ジャークと合計で金メダルを獲得しました。
これで韓国は最重量級の男子・女子でともに金メダルを獲得しました。
チャン・ミラン選手は大会の最優秀選手にあたる「ベスト・リフター」にも選ばれました。