フィギュアスケートの女王、韓国のキム・ヨナ(19)選手は、フランスのパリで開かれているフィギュアスケートの国際大会、グランプリシリーズ第1戦で世界歴代最高の記録を更新し、圧勝しました。
17日のショートプログラムで新しい演技を披露し2位に大差をつけて1位となっていたキム・ヨナは18日のフリーで、ブルーの衣装を身にまとって最後に登場し新しい演技に挑みました。
キム・ヨナは、ガーシュウィンの音楽に合わせて3回転半ジャンプの直後に3回転を決めるなど、難易度の高い大技を多彩に次々と決めて、フリーの得点では世界最高点となる133.95点をマークし1位となりました。
これで前日のショート・プログラムと合わせて210.03と自らが持つ世界歴代最高の得点を更新し、2位の日本の浅田真央に36点以上の差をつけて圧勝しました。
キム・ヨナ選手は試合の後「最高記録にはびっくりしました。フィギュアスケートは記録更新のスポーツではないので、自分の技量をミスなく発揮できるように、これからもがんばっていきたい」と感想を話しました。
キム・ヨナは来月アメリカで開かれるグランプリシリーズ第5戦に出場します。