アジアの代表的な映画祭に定着した釜山国際映画祭は16日、水営湾ヨット競技場の特設ステージで閉幕式を行い、9日間の日程を終えます。
閉幕式ではアジアの長編映画や非アジア圏の映画の競争部門の授賞式が行われ、閉幕作品の中国映画「風の音」が上映されます。
アジアの長編映画競争部門では韓国のソ・サンミン監督の「私は困難に陥った」とイラクのコルキ監督の「キックオフ」が受賞することになりました。
14回目となった今年の釜山国際映画祭は、これまでで最も多い70か国の355本の映画が上映され、映画館で監督や俳優がファンにあいさつしたり、討論したりする催しも開かれ好評でした。
また、世界で初めて、または自国以外では初めて上映される映画も144本に上りました。
この他、映画と関連した多様なビジネスが行われる「アジアフィルムマーケット」では、多数の韓国映画が海外に販売され、韓国映画と外国映画を合わせて200万ドル相当の商談がまとまり、盛況でした。
一方、観客数では17万3516人と、去年に比べて2万5000人あまり減りました。