アメリカ駐在の韓悳洙(ハン・ドクス)韓国大使は、北韓の核問題の解決に向けて李明博大統領が提案した一括妥結方式、いわゆる「グランド・バーゲン」について、期限を決めて進める必要があるという認識を示しました。
韓悳洙大使は8日、アメリカの韓国大使館で開かれた国会の外交通商統一委員会の国政監査で、「北韓と段階別に交渉してきたこれまでの方式から抜け出すべきだ」と指摘した上で、「すべてを一括して交渉し、必要なら期限を設ける必要がある」と述べました。
韓悳洙大使はまた、グランドバーゲンの提案をめぐって、北韓がまず6か国協議に復帰することが先決だとするアメリカとの間で微妙な温度差がみられたことについて、「最初のコミュニケーションに問題があった。演説の前に韓国政府が説明した内容が、アメリカ政府に伝わっていなかったようだ」と述べました。
一方、これとは別に北韓外務省の李根(リ・グン)米州局長がアメリカを訪れる方向で調整を進めていることが分かりました。
外交筋は9日、連合ニュースとのインタビューで、「北韓の李根米州局長が26日からロサンゼルス近郊で開かれる北東アジア協力対話(NEACD)の会議に出席するため、アメリカへの訪問を進めているもようだ」と述べました。
この会議は、アメリカ・カリフォルニア大学サンディエゴ校の世界紛争・協力センターが主催するもので、6か国協議の参加国の外交・国防官僚や学者らが出席します。
このため、この間に米朝当局間が接触する可能性もあり、関心が集まっています。