先週1日、北韓から小型漁船に乗って韓国東海岸に脱出してきた北韓住民11人は全員が韓国に定着する意思を示したと、政府が4日、発表しました。
この事件は北韓住民11人が先週1日、北韓北部の咸鏡北道の東海から密かに小型漁船に乗って南下し韓国の領海に入ってきたもので、北韓は先週2日、北韓住民11人全員の送還を求めてきました。
これについて統一部は4日、「北韓住民11人全員が韓国に定着することを希望しており、北韓が本人の意思を直接確認することを希望するならば、そのための手続きを取ることができると返信した」として、「今後、一般の脱北者と同じく、韓国に定着するための手続きを踏むことになる」と述べて、北韓に送還しない方針を明らかにしました。
このため、南北離散家族の再会事業が再開され、制限されていた開城工業団地への出入りも元通りになるなど、関係改善の兆しがみえていた南北関係は、北韓住民11人の送還をめぐって再びぎくしゃくする可能性もあるものとみられ、今後の北韓の出方が注目されます。