北韓では今年のとうもろこしは不作で、平年の収穫量250万トンより40%少ない100万トン以上減る恐れがあるという見通しが示されました。
これは慢性的な食糧難が続いている北韓にとうもろこしの普及を進めている韓国の金順権(キム・スングォン)国際とうもろこし財団理事長が、今月、北韓を訪れてとうもろこしの作柄を点検した後、滞在先の中国で連合ニュースの取材に対し述べたものです。
金順権理事長はこの中で「この12年間、北韓を訪れた中で今年の作柄がもっとも深刻だ」と憂慮を示しました。
金順権理事長によりますと、北韓の年間とうもろこしの収穫量は年間250万トンですが、平壌の周辺から北韓北西部の平安北道まで見て回った結果、今年は天候が不順だったことに加え、ぎくしゃくした南北関係で韓国からの肥料の供給が不足し、収穫は150万トンを下回る見通しだということです。
金順権理事長はさらに「北韓住民の70%がとうもろこしを主食にしているが、東海地域での冷害でコメの作柄もよくないといわれており、今後の食糧難はさらに深刻になると思う」と話しています。