観客数が1000万人を突破して今年最高のヒット作となっている映画「海雲台(ヘウンデ)」の動画が何者かによってインターネット上に流され、警察が著作権法違反事件として捜査を始めました。
映画「海雲台」は、釜山の海雲台海水浴場に巨大な津波が押し寄せてくることを想定した災害映画で、今年7月下旬に封切られ、先月23日には歴代の韓国映画としては5番目の記録となる観客動員数1000万人を突破し、先月25日からは中国でも公開されたのを手始めにアメリカや東南アジアなど20カ国で公開される予定になっています。
警察と映画配給会社によりますと、インターネット上に出回っている映画「海雲台」の動画は画質がDVD並みの高画質で、上映中の映画と一部画面が違うことから、警察などでは、編集やグラフィック修正などの映画制作過程の詰めの作業中に何者かがインターネットに載せたか、場合によっては制作コンピューターが外部からハッキングされた可能性もあるのではないかとみて捜査しています。
捜査に当たっている警察庁のサイバーテロ対応センターでは、動画ファイルが掲載されている20あまりのサイトをそれぞれ逆追跡して、動画が流れてきた経路を調べています。