韓国の玄仁澤(ヒョン・インテク)統一部長官は、22日午前、逝去した金大中元大統領を追悼するためソウルを訪れた北韓弔問団の高官と会談し、南北間の懸案について意見を交わしました。
北韓の朝鮮労働党の金己男(キム・ギナム)書記や南北関係を統括する金養建(キム・ヤンゴン)朝鮮アジア太平洋平和委員長ら6人の弔問団は21日、空路でソウル入りし、国会議事堂前の弔問所を訪れて弔意を表したあと、21日夜は、宿泊先のホテルで金元大統領が設立した団体が主催した夕食会に出席しました。
そして22日午前、韓国の玄仁澤統一部長官が宿泊先のホテルを訪れ、北韓の金養建(キム・ヤンゴン)朝鮮アジア太平洋平和委員長と、およそ1時間20分にわたって会談しました。この会談で、金養建委員長は、「韓国で今の政権が発足して以来初めての閣僚級会談なので、虚心坦懐に話し合いたい」と述べました。
これに対して、玄仁澤長官は、弔問団が金大中元大統領の逝去に弔意を表したことに感謝の意を表明しました。
そして南北の政府間対話の再開など、南北の懸案について意見を交わしたほか、玄仁澤長官は、先月30日に東海でだ捕された韓国の漁船の乗組員4人の送還も要請したものとみられます。
会談の後、玄仁澤長官は記者会見で、「北韓の弔問団の帰る時間が当初の22日午後2時より遅れる可能性がある」と述べ、弔問団が李明博大統領に会う可能性をほのめかしました。