アメリカの男子プロゴルフで活躍しているヤン・ヨンウン選手(37)がアジアの選手としては初めて全米プロ選手権で優勝しました。
ヤン・ヨンウン選手は、ミネソタ州のヘイゼルティン・ナショナルゴルフクラブで行われた今シーズン、メジャー最終戦の全米プロ選手権で、タイガー・ウッズ選手とともにフィールドを回りました。
3日目までトップを走っていたウッズ選手は、最終ラウンドの17日は3オーバー、通算5アンダーにとどまったのに対して、ヤン・ヨンウン選手はこの日に2アンダー、通算8アンダーで、メジャー大会で14回も優勝しているウッズ選手に逆転勝ちし、アジアの選手としては初のメジャー大会優勝という二重の喜びを味わいました。
ヤン・ヨンウン選手は、ゴルフ場でアルバイトをしながらゴルフを学び、2002年に国内大会で優勝した後、2003年には日本に渡り、翌年に通算4勝をあげました。
そして2006年にアメリカのプロゴルフに挑んだものの、低調な成績でしたが、今年3月のPGAツアー、ホンダ・クラシックで優勝しました。
優勝カップを手にしたヤン・ヨンウン選手は「自分の感情をコントロールできたのが優勝につながったと思います。私の故郷では派手に祝ってくれるでしょう」と、満面に喜びを表していました。