去年2月、放火で全焼したソウルの南大門、国宝第1号の崇禮門の復元工事現場が、週末に限って再び市民に公開されることになり、光復節の15日、予約した市民が工事現場を訪れました。
ソウルの南大門は朝鮮王朝時代の1398年に完成したソウルを象徴する最も古い木造建築物でしたが、去年2月、放火で全焼し、今は周囲に幕が張られて復元のための準備作業が進められています。
工事にあたっている文化財庁は去年8月15日の光復節から3か月間、現場を一般公開したあと、隣に作業を一目で見ることができる、高さ20メートルの仮設のやぐらを設けるために、公開を中断していました。
15日はインターネットで事前予約した人々が訪れ、やぐらから焼け残っている柱や天井などを目でみて確かめていました。
文化財庁は来年から本格的な復元工事に入る予定で、復元が終わる2012年までの間は、毎週末に事前予約した300人に限って復元作業を公開することにしています。