「アジアのオットセイ」と呼ばれた韓国水泳界のスター、趙五連(チョー・オリョン)氏が4日、心臓麻痺で亡くなりました。57歳でした。
趙五連氏は4日、全羅南道海南(ヘナム)の自宅で倒れ、病院に運ばれて、心肺蘇生術などの手当てを受けましたが、回復しませんでした。
趙五連氏は1970年のバンコク・アジア大会と4年後のテヘラン・アジア大会で競泳の男子自由形400メートルと1500メートルで連続優勝して、韓国の競泳の歴史に大きな足跡を残しました。
さらに趙五連氏は選手生活を引退した後の1980年8月には釜山から大韓海峡を13時間あまり泳いで対馬に着き、2年後にはイギリスとフランスの間のドーバー海峡を泳いで横断して、「アジアのオットセイ」と呼ばれました。
また2003年からは大韓オリンピック委員会の委員として、韓国水泳界の発展に貢献し、来年には再び大韓海峡の横断に挑戦する計画でした。