韓国のいか釣り漁船「ヨンアン号」が30日朝、韓半島東の東海の南北境界線にあたる北方限界線付近で、北韓軍にだ捕されましたが、北韓当局はまだこの問題について公式には言及していません。
ヨンアン号は4人が乗っており、衛星を利用して位置を測定するGPS=全地球測位システムが故障して北上したものと見られています。
北韓側は30日午後3時に行われた南北海事当局間の通信で、この漁船を関係機関が調査していることを認めましたが、その後、この問題について公式には言及していません。
統一部は、船舶が漂流などの理由で越境した場合は、一定の調査を経て、乗組員を送還するが南北間の慣例だとして、北韓側にこの漁船を送還するよう継続して求めていくことにしています。
一方、韓半島西の西海では30日、北韓の漁船が北方限界線を越えて韓国側の海域に入ってきました。
海軍の関係者によると、この漁船に続いて北韓の警備艇が南下したため、ただちに北上するよう求めましたが、北韓の警備艇は30分程度韓国側の海域にとどまった後、漁船をえい航して北上したということです。