朝鮮王朝時代の医学書「東医宝鑑」が世界文化遺産に登録されました。
東医宝鑑は、朝鮮王朝時代の医学者、許浚(ホ・ジュン)が、当時の医学を体系的にまとめたもので、宣祖王の命を受けて1596年に執筆を始め、1613年に完成させました。
ユネスコ文化財委員会は31日、国際諮問会議を開き、この東医宝鑑を世界文化遺産のリストに登録することを決めました。
ユネスコ文化財委員会は、東医宝鑑は当時の東アジアの医学を集大成したもので、この地域の医学の発展に大きく貢献したと、登録の理由を説明しました。
韓国は、仏国寺の石窟庵や海印寺の八万大蔵経、朝鮮王朝時代の歴代国王の位牌を祀った宗廟などがすでに世界文化遺産に登録されており、東医宝鑑は韓国では7番目の世界文化遺産になりました。