去年2月、放火によって全焼した韓国の国宝第1号に指定されている木造建築物「崇禮門(スンレムン)」(通称、南大門)に掲げられていた細長い額、「扁額」が修復され、4日、崇禮門の復元工事現場で、一般に公開されました。
崇禮門の扁額は火災の際に縁などが一部損傷を受けたため、文化財庁が専門家に依頼して、昔の拓本資料などを参考にしながら1年あまりにわたって修復作業を進めてきました。
扁額が公開された4日には、崇禮門の復元工事現場も久しぶりに公開され、訪れた人たちは工事の進み具体を直接確かめる一方、ミニサイズの扁額から拓本を写しとる体験もしました。
文化財庁は今月7日から来月16日まで、景福宮の中にある国立故宮博物館で、修復された崇禮門の扁額と修復の過程や関連資料などを特別展示する予定です。