フランス南部のカンヌで開かれたカンヌ国際映画祭で、パク・チャヌク監督の映画「コウモリ」が審査委員賞を受賞し、パク・チャヌク監督は2004年に次いで2度目の受賞となりました。
審査委員賞はカンヌ映画祭でコンペ部門の作品に贈られる賞のうち、「パルムドール」、「審査委員大賞」に次ぐ3番目の賞です。
パク・チャヌク監督は2004年に「オールド・ボーイ」でカンヌ映画祭の「審査委員大賞」を受賞しており、これでカンヌ映画祭では2度目の受賞となりました。
パク・チャヌク監督は受賞した後、「創作の楽しみが映画を作り出す原動力です。映画制作は最初から最後まで楽しく、その楽しみの最終段階がカンヌ映画祭に招待されることです」と、喜びを述べました。
カンヌ国際映画祭のコンペ部門に進出した韓国映画が受賞したのはこれで4度目です。
今回の受賞作「コウモリ」は、尊敬を集めているカトリック教会の神父が吸血鬼になり、親友の妻と危険な愛に落ちるというストーリーで、韓国では先月30日に公開されてからこれまでに210万人の観客を動員するヒット作となっています。