景気後退の影響で、去年は所得の格差がこれまで最も大きい水準になったことが分かりました。
企画財政部と統計庁がまとめた資料によりますと、都市に住む世帯の所得分配の不平等さを測る指数であるジニ係数は0.325で、2007年の0.324に比べて0.001ポイント上昇しました。
ジニ係数は所得の格差を0から1までの範囲で数値にしたもので、0に近いほど格差が少なく、1に近いほど格差が大きいことを意味します。
統計庁は1990年からジニ係数の統計を取り始めたところ、1999年に初めて0.3を超え、2004年以降は続けて上昇し、所得格差が広がっています。
ジニ係数が0.35以上になると所得の格差が「極めて大きい」ことを意味しますが、去年のジニ係数は0.325になり、所得の格差が「相当大きい」とされる段階に入りました。
経済の専門家は、今年は景気後退で失業者などが増えた上、中産層も保有している株や不動産などの資産価値が下落したので、所得の格差はさらに広がるものと見ています。