地球温暖化が問題になっている中で、韓半島の温暖化が世界各地の平均より倍以上早く進んでいるという研究結果が出ました。
気象庁が7日に発行した資料集「韓半島の気候変化・現在と未来」によりますと、韓半島の年平均気温は1912年から2008年の96年間に1.7度上昇しました。
地球全体の年平均気温は1912年から2005年までに0.74度上昇しており、韓半島の年平均気温は地球全体の平均より2倍以上も上昇していることになります。
気象庁は年平均気温が上昇したのは、産業化と都市化が著しく進んだ結果と分析しています。
気温の上昇で、韓半島は亜熱帯化する傾向が出始め、冬の期間が短くなり、夏の期間が長くなっているのに加えて、夏場に集中豪雨が多くなり、冬場には雪より雨が降る日が増えたということです。
気象庁は、こうした傾向が続けば2100年には韓半島の大気中の二酸化炭素の濃度は今の2倍になり、年平均気温は今より4度以上高くなって、済州島を含む南海岸と東海岸の地域では冬がなくなるところも出てくる可能性があるとしています。