アメリカ財務省がアメリカの自動車最大手、GM=ゼネラル・モーターズに対し、破産法適用の申請に向けた準備を進めるよう指示したというアメリカのメディアの報道がある中、韓国にあるGMの子会社、GM大宇(デウ)の今後の行方に関心が集まっています。
GM大宇は、2002年に経営破綻した韓国の自動車メーカー大宇自動車をアメリカのGMが買収して新しく設立した会社です。
GM大宇が去年生産した自動車はおよそ88万台で、そのほとんどが高い競争力を備えた小型車と軽自動車で、このうち90%はアメリカGMの商標で全世界に輸出されています。
GMが破産法の適用を申請すれば、GMは引き続き存続するいわゆる「グッドGM」と、整理される「バッドGM」に分けられるとみられており、GM大宇は小型車の生産基地として生き残る可能性が高いため「グッドGM」に分類され、優良企業として生き残る可能性が高いものとみられます。
しかし、GMデウは第3者に売却される可能性も排除できないため、長期的に生き残るためには、中国やインドなどにあるGMのほかの生産基地より高い競争力を維持する必要があります。
現在、資金繰りが悪化しているGM大宇は産業銀行に緊急資金の支援を要請していますが、産業銀行はGM大宇が生き残る可能性が高いグッドGMに分類された場合に限って支援を行うものと見られます。