北韓は9日、先月新たに選出した第12期最高人民会議を開き、金正日国防委員長の第3期体制を発足させます。
この会議で、北韓は金正日国防委員長を国内最高ポストの国防委員長に再び推戴(すいたい)し、国防委員会や内閣、最高人民会議の人事を通じて、金正日国防委員長の統治体制を強化するものと予想されます。
北韓は1994年の金日成主席の死亡した後3年間故人の教えに従う「遺訓統制」体制を維持した後、1998年10月に憲法を改正して「国家主席」を廃止する一方、国防委員会を強化し、金正日国防委員長を国防委員長に改めて推戴して本格的な「金正日体制」をスタートさせ、2003年の第11期最高人民会議では金正日国防委員長の第2期体制を発足させました。
9日に開かれる最高人民会議では、金正日国防委員長の健康不安説が取りざたされている中、金正日国防委員長の三男の正雲(ジョンウン)氏が後継者に内定しているとされ、後継体制を固めるための組織再編も行われる可能性があり、注目を集めています。
しかし、正雲氏はまだ26歳と若いことから、今回の会議で公式なポストに就く可能性は低いものとみられます。
また、北韓の憲法では、「最高人民会議は国家政策の基本原則を打ち出す」としているため、5日のロケット発射で、国際社会からの圧力が強まっている中、核やミサイルなどを含む政策の基本方針を発表する可能性もあると予想されています。