韓国の独立映画「金ばえ」がブエノスアイレス国際独立映画祭で非公式部門の世界カトリックメディア協会(SIGNIS)賞を受賞し、これで8回目の国際賞受賞となりました。
「金ばえ」は、ヤン・イクジュン監督の作品で、子供の頃に父親の暴力を受けて成長した男性が偶然出会った女子高校生によって暖かい家族愛を感じていくという内容で、これまで17の海外映画祭から招請され、ロッテルダム国際映画祭でグランプリを受賞し、ドビル・アジア映画祭でグランプリと国際評論家賞を同時受賞するなど、6つの国際映画祭で8つの賞を獲得する好成績を上げています。
「金ばえ」を制作した映画制作会社「チンジン」によりますと、まだ10あまりの映画祭にノミネートされており、この中から「金ばえ」を招請したいという連絡が入ってきているため、「金ばえ」の受賞はまだ続く可能性が高いということです。
「金ばえ」は韓国で16日から全国50以上の映画館で公開されますが、独立映画が最初から50以上の映画館で公開されるのはきわめてまれなことです。