2010年に南アフリカ共和国で開かれるサッカー・ワールドカップのアジア最終予選B組の韓国は1日、ソウルでB組1位の北韓と対戦し、1対0で破ってB組の首位に立ちました。
肌寒い天気がつづく夜間に、ソウル・ワールドカップ競技場で行われた試合にはおよそ4万9000人の観衆が集まり、先のフィギュアスケート世界選手権で韓国人として初めて女子シングルで優勝した金妍兒(キム・ヨナ)選手も姿を見せました。
スタンドで大小の太極旗が波打つ熱い応援が繰り広げられる中で行われた試合は、両チームが開始早々から互いに相手陣営に積極的に攻め込みましたが、得点にはつながらず、0対0のまま前半を終えました。
後半に入って、攻め続けていた韓国は、試合終了直前の後半43分にキム・チウ選手のコーナーキックが決勝ゴールになり、そのまま逃げ切った韓国が北韓を1対0で破りました。
この結果、韓国は勝ち点を11に伸ばしてB組のトップに立ち、本大会出場に向けて大きく前進しました。
韓国は、6月6日にアウェーでアラブ首長国連邦と対戦します。